キョウエイビジン（2012年生、母レディリリカル）

キョウエイビジン（2012年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋美人」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時22歳）と交配したレディリリカルが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は青森県、生産者はワールドファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方27戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の3歳C2二。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

3月15日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず13着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず15着に終わった。

6月8日、中5週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた5戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C2二（水沢ダート1300m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のデルマウンライマツに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のホホエムオンナに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月30日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小林凌騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

9月6日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で小林凌騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で小林凌騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

9月27日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林凌騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月4日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で小林凌騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小林凌騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

10月25日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で小林凌騎手（11戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月1日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で小林凌騎手（12戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したモーメンツに3/4馬身届かず2着となった。

11月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で小林凌騎手（13戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

11月21日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のドクトルカルミアに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

11月29日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小林凌騎手（14戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したリシーハットにアタマ差届かず2着に惜敗した。

12月21日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は小林凌騎手（15戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

12月29日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（16戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサンエイジャンセンを3/4馬身振り切って4勝目を挙げた。

4歳（2016年）

1月10日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（17戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月21日、中9週で迎えた25戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（18戦3勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたレイキッシュボーイ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月28日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林凌騎手（19戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小林凌騎手（20戦3勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4月25日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林凌騎手（21戦3勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林凌騎手（22戦3勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず3着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた30戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。