フミロア（2018年生、母ラストワルツ）

フミロア（2018年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「馬主名より+父名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時10歳）と交配したラストワルツが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はタイヘイ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,620万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、林文彦によって1,661万円で落札された。

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月14日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は428kg。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

7月26日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

11月15日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったジネストラに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月13日、中3週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

3歳（2021年）

3月20日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したブロンズレッドに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したプラチナムレイアーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月1日、中2週で迎えた7戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアスクキングコングに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアセンダントに3馬身半の差をつけて優勝

10月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの清津峡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

12月18日、中6週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの有松特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のディヴィナシオンを3/4馬身振り切って優勝

4歳（2022年）

3月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

6月19日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

8月13日、中7週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。17着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスのセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

10月22日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5歳（2023年）

1月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

3月11日、中7週で迎えた18戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

5月21日、中9週で迎えた19戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月1日、中5週で迎えた20戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

10月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

11月25日、中5週で迎えた22戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのシャングリラステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

2023年12月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。