ワールドマッチ（2011年生、母パーフェクトマッチ）

ワールドマッチ（2011年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「世界戦」。毛色は栗毛。種牡馬のコンデュイット（当時6歳）と交配したパーフェクトマッチが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害11戦1勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月30日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

9月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

10月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルアミークスを豪快な末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

11月16日、中3週で迎えた5戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

3歳（2014年）

5月25日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

9月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、藻川特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

11月12日、中6週で迎えた10戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、安房峠特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

12月14日、中4週で迎えた11戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

4歳（2015年）

1月31日、中6週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/重）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた13戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月30日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヒルノマドリードに半馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

9月19日、中2週で迎えた18戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月11日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月31日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で林満明騎手（7戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（2016年）

1月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg戻して迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で林満明騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカウウェラから1馬身3/4差の2着となった。

2月21日、中3週で迎えた22戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウアラワシから1馬身3/4差の2着となった。

3月12日、中2週で迎えた23戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。