タマトップエース（1983年生、母タマネバー）

タマトップエース（1983年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンネイテイヴ（当時17歳）と交配したタマネバーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）大西ステイブル。戦績は、中央平地17戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年の高砂特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

夏村辰男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

6月14日、デビュー戦は4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。鞍上は小屋敷昭騎手。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月29日、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は松永昌博騎手。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミナミノレデードンに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月24日、4歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

9月28日、4歳以上400万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

4歳（1987年）

3月14日、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は古小路重男騎手。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

3月29日、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のキョウワタケシバをハナ差振り切って勝利を物にした。

4月12日、5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古小路重男騎手。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

4月29日、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古小路重男騎手。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

6月13日、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったムラノサチエルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月28日、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月12日、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小屋敷昭騎手。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキョウエイヒビキを半馬身振り切って勝利をモノにした。

7月25日、4歳以上400万下の襟裳特別（札幌ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小屋敷昭騎手。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のマチカネラインをハナ差振り切ってトップでゴールに飛び込んだ。

12月12日、4歳以上900万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小屋敷昭騎手。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のヤマトムラサキに1馬身の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

12月19日、ハンデ戦で4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小屋敷昭騎手。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のカンタービレに1馬身半の差をつけて勝利を収めた。

5歳（1988年）

1月23日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の北山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小屋敷昭騎手。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

2月13日、5歳以上1400万下の斑鳩特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小屋敷昭騎手。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6歳（1989年）

7月8日、5歳以上1400万下の東海ステークス（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は古小路重男騎手。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、ホウエイソブリンに交わされて3馬身半差の2着となった。