ナリノモンターニュ（2017年生、母オメガアイランド）

ナリノモンターニュ（2017年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+山(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時10歳）と交配したオメガアイランドが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2023年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、成塚清志によって3,132万円で落札された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月14日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたローレリスト決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

10月21日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のオラコモエスタスを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月28日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

3歳（2020年）

6月28日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスのいわき特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったモズナガレボシに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月21日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

4歳（2021年）

1月11日、中6週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたマイネルミュトス決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月21日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスの開成山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ドリームインパクトに交わされて3馬身差の2着となった。

7月17日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラスの南相馬特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入った。

9月18日、中8週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルデステリョを半馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

10月3日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの茨城新聞杯（中山芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月5日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイヤサカを3/4馬身振り切って優勝

5歳（2022年）

1月10日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスの迎春ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの初富士ステークス（中山芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上3勝クラスの湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

7月31日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

9月19日、中6週で迎えた22戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのJRAアニバーサリーステークス（中京ダート1800m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

12月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

6歳（2023年）

1月14日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

3月4日、中6週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

4月9日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた26戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月20日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったパトリックから2馬身半差の2着に敗北した。

6月18日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（2戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノソワレに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月29日、中5週で迎えた29戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金子光希騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で金子光希騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスヴァルナから6馬身差の2着となった。

12月16日、中7週で迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で金子光希騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のアランデルをクビ差制して優勝

7歳（2024年）

3月16日、約3か月の休み明けで迎えた32戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で金子光希騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。