シンボリパソドブレ（2010年生、母スイートスリリング）

シンボリパソドブレ（2010年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ダンスの一種より」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時15歳）と交配したスイートスリリングが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地17戦1勝、地方14戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月24日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。17頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

12月22日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

3歳（2013年）

1月26日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3月2日、中4週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のレディアントデイズに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

4月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に敗れた。

12月7日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず14着に終わった。

4歳（2014年）

1月19日、中5週で迎えた10戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で大外17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

2月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月13日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

6月22日、中6週で迎えた15戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

11月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた17戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

5歳（2015年）

1月1日、中6週で迎えた18戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

1月13日、中1週で迎えた19戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったアイディンビューに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

2月19日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、越生野梅賞（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた22戦目は、スカパー!南関東地方競馬チャンネル賞（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

9月10日、約6か月の休養明けで迎えた23戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月20日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったハヤブサゲッツに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月11日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2五六（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したリブストロングにクビ差届かず2着となった。

12月9日、中3週で迎えた27戦目は、一般C2三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したオーバークロックに半馬身届かず2着に敗北した。

6歳（2016年）

1月4日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、グランヴァンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

1月21日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月11日、中6週で迎えた30戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、船橋・岩手ジョッキーズ交流第2戦（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るクラマサジョーカーを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って久々に勝ち星を挙げた。

3月23日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、幸手のマスコット「さっちゃん」賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（8戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。