トップパシコ（2000年生、母パシコルビー）

トップパシコ（2000年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最上位＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時11歳）と交配したパシコルビーが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）パシフイック牧場。戦績は、中央平地40戦5勝2着4回。2005年のシルクロードステークス(ハンデG3)で3着に入った他、2005年の福島民報杯(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

10月12日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフルブラストを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳500万下（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、リリーキャスケードにクビ差交わされて2着となった。

11月24日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

3歳（2003年）

2月1日、中6週で迎えた5戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

2月9日、連闘で迎えた6戦目は、3歳500万下のうぐいす賞（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではひたひたと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のナムラモンスターをクビ差振り切って2勝目を手にした。

3月16日、中4週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

4月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、6着を確保した。

4月27日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

11月16日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

12月20日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

4歳（2004年）

1月10日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の若水賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

2月1日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の火の山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての8番人気で18番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで崩れずに走り抜いたが、メイショウジャコウに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月13日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着に入った。

4月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、伸びてきたザブレス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月15日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい18着に敗れた。

7月10日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の塩屋埼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く持ち堪えて、最後は2着のケイアイアバントをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

11月6日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで崩れずに走り抜いたが、ブルーペールにクビ差交わされて2着となった。

11月27日、中2週で迎えた21戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鞍馬特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のダリオに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

12月18日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5歳（2005年）

1月22日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（6戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く粘り込んで、最後は2着のスリーロケットに1馬身3/4の差をつけて5勝目を獲得した。

2月6日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（7戦2勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月5日、中3週で迎えた25戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、最後はスイートルームと並んで5着同着となった。

4月10日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月29日、中6週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（10戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（11戦2勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に敗れた。

11月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（12戦2勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

12月18日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた31戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高山太郎騎手（13戦2勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

6歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高山太郎騎手（14戦2勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高山太郎騎手（15戦2勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

2月11日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高山太郎騎手（16戦2勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で高山太郎騎手（17戦2勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

4月9日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

4月29日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（18戦2勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（19戦2勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

7歳（2007年）

1月6日、約8か月の休み明けで迎えた39戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた40戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。