クリノグリゴロス（2018年生、母ロマンスリップ）

クリノグリゴロス（2018年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+速い(ギリシャ語)」。毛色は栗毛。種牡馬のバトルプラン（当時13歳）と交配したロマンスリップが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は三輪牧場。主な勝ち鞍は2022年の好きです笠松競馬(一般C25)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三輪牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月30日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は518kg。17頭立ての11番人気で18番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

9月19日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず13着に終わった。

10月10日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月8日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

11月14日、連闘で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

3歳（2021年）

3月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた8戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

8月14日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた11戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原隆一騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

4歳（2022年）

1月25日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた13戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、詠司さん・詩織結婚おめでとう杯（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた14戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C30（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた15戦目は、好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプラージュプレミアに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月28日、中1週で迎えた16戦目は、陽炎特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月6日、連闘で迎えた17戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマニンスープルに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月28日、中2週で迎えた18戦目は、芝桜賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた19戦目は、中京競馬!ただいま開催中（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったノスケアマゾンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中2週で迎えた20戦目は、こうのすけZ杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺竜也騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺竜也騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のネイバルエンスンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

5歳（2023年）

7月22日、約10か月半の休養明けで迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた24戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

10月9日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 雨/稍重）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は水沼元輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月14日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた26戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は水沼元輝騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた28戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

11月4日、連闘で迎えた29戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水沼元輝騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

12月18日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、合林海斗騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったニジイロノコマに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6歳（2024年）

1月6日、中2週で迎えた31戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で合林海斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた32戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で合林海斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2 28（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で合林海斗騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。