オンリーワンクロス（2002年生、母フラッシュシャワー）

オンリーワンクロス（2002年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「オンリーワン＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時10歳）と交配したフラッシュシャワーが15歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、中央平地18戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2006年の佐渡特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月28日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/不良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

3歳（2005年）

2月5日、中8週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったイブロンに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

6月11日、中3週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったシャーベットトーンに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

6月25日、中1週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったシェルクレールに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたスギノフロンティア決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月6日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のスプリングレディーに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2006年）

2月19日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

4月2日、中5週で迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

5月20日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したコパノスイジンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

6月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、2着となった。

6月10日、連闘で迎えた15戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のニシノイチバンボシを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

7月9日、中3週で迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルプログレスに1馬身1/4の差をつけて3勝目をゲットした。

7月23日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のジョウノビクトリアを半馬身振り切って4勝目をゲットした。

8月12日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。