シルクマタドール（2004年生、母アルゲリッチ）

シルクマタドール（2004年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋闘牛士」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時11歳）と交配したアルゲリッチが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトファーム。戦績は、中央平地24戦0勝2着2回、地方6戦3勝。主な勝ち鞍は2011年のくわい特別(一般A3)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ハシモトファームから「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、半沢によって1,102.5万円で落札された。

シルクホースクラブにて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

6月24日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦のサードニクスフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

9月30日、中7週で迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着を確保した。

10月27日、中1週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

4歳（2008年）

1月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（福山ダート1250m 雨/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のキャンペーンガールに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月10日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2-3（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野田誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアイアイオトコマエをハナ差制して断然人気に応えた。

5月31日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた10戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

5歳（2009年）

3月14日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石橋脩騎手（5戦0勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

3月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

5月23日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

6歳（2010年）

3月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

3月21日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

4月18日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したトーホウカイザーにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月1日、中1週で迎えた18戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたショウナンアトム決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7歳（2011年）

1月30日、約9か月の休養明けで迎えた19戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

2月13日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5月14日、中9週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

5月29日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で西田雄一郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月24日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。3着に入った。

11月19日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた28戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、くわい特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノアリオンをハナ差制して久方ぶりに白星を挙げた。

8歳（2012年）

1月2日、中1週で迎えた29戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、正月特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、8周年記念シャトル神辺賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。