マイウィン（2008年生、母エクボ）

マイウィン（2008年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「私の勝利」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時9歳）と交配したエクボが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は加藤牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦3勝2着1回。2010年のヤングチャレンジカップ1で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、加藤牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

5月13日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は438kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったオータムストリートに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るキューティエルザを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月29日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のプリサイスエンド賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るガツーンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月19日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、2歳オープンのヤングチャレンジカップ1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月21日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

3歳（2011年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦のチューリップ特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4月13日、中5週で迎えた12戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月7日、中7週で迎えた13戦目は、3歳オープンの立夏特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月17日、中6週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた15戦目は、日輪草特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた16戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、つぼ八特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月12日、中9週で迎えた17戦目は、高嶋活士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた18戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

4歳（2012年）

1月27日、中7週で迎えた19戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキャプテンダリアを3/4馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

3月1日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2十一十二十三（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた23戦目は、千葉ロッテマリーンズ盃（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。