サクラテリオス（2008年生、母サクラヴェント）

サクラテリオス（2008年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋完全な（ギリシャ語）」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時8歳）と交配したサクラヴェントが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）新和牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方37戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2013年のアクアマリンレース(一般B2一)。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月18日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3歳（2011年）

1月15日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

7月17日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアドマイヤエレノアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月20日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

12月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月8日、中1週で迎えた7戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のシルクリードオフに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月21日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったトーアゲッコウに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

1月28日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、モズインフィニティに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月3日、中4週で迎えた10戦目は、土佐の雛まつり特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のニシノプレミアムに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月18日、約8か月半の休養明けで迎えた12戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月16日、中3週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

5歳（2013年）

4月22日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ヒナザクラレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ラッキーサンライズに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた15戦目は、和賀川レース（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた16戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた17戦目は、盛岡神子田朝市レース（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた18戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、ねむの木賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた19戦目は、こっとんこ市レース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したタケノトレジャーに3/4馬身届かず2着となった。

7月13日、中1週で迎えた20戦目は、南部虎ノ尾レース（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ヒビケジンダイコに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月27日、中1週で迎えた21戦目は、前沢夏まつりレース（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったエクセランに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

8月24日、中3週で迎えた22戦目は、室根高原牧場まつりレース（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた23戦目は、アケボノソウレース（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた24戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた25戦目は、オクトーバーカップ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた26戦目は、もみじ賞（盛岡芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた27戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた28戦目は、ロッククリスタルレース（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったキングサーベルにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた29戦目は、アクアマリンレース（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオーバーザレインボに1馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

12月29日、中1週で迎えた30戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第2戦（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

6歳（2014年）

4月13日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、ビッグディッパーレース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた32戦目は、花の浮き橋レース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリアンクイーンを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

5月11日、中1週で迎えた33戦目は、ブルーデージーレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた34戦目は、北国の春全国大会レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた35戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた36戦目は、あまちゃん北三陸高校レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた37戦目は、衣川の星空レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた38戦目は、ウニとアワビのいちご煮レース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月4日、中1週で迎えた39戦目は、元祖たらいこぎ選手権レース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のマイネアイーダに1馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

8月17日、中1週で迎えた40戦目は、盛岡のお米「純米めん」賞（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた41戦目は、高知の新米ファーストキッス賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた42戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた43戦目は、一般B2七（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた44戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、がんばろう大船渡派遣職員杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。