ホクザンルージュ（2010年生、母ホクザンパラダイス）

ホクザンルージュ（2010年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋口紅（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤジャパン（当時8歳）と交配したホクザンパラダイスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は川端英幸。戦績は、中央平地1戦0勝、地方38戦6勝2着4回。2013年の若草賞(牝地方重賞)で2着に入った他、2013年のル・プランタン賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

6月9日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は426kg。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

9月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた2戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた3戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウノタケシツウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトロイビーンに1馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

10月26日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエーシンラピッドに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月21日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエーシンラピッドに3馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月27日、中4週で迎えた7戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したユメノアトサキにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2013年）

1月24日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（6戦4勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた10戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（福山ダート1800m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったウォータープライドから1馬身差の2着に敗北した。

4月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

4月19日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったエイシンルンディーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月16日、中3週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着を確保した。

6月12日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（8戦4勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（9戦4勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（10戦4勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4歳（2014年）

1月4日、約5か月の休養明けで迎えた18戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

1月16日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B2 C1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた22戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

3月13日、中1週で迎えた23戦目は、こぶし賞（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた24戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、ばーべな賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた25戦目は、おおぐま座特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた26戦目は、スカパー!地方競馬ナイン特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたマニッシュスマイル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月3日、中5週で迎えた28戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月16日、中1週で迎えた29戦目は、川西市制60周年記念特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブードゥーロアをアタマ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

7月31日、中1週で迎えた30戦目は、淡路島まつり特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月14日、中1週で迎えた31戦目は、SKNフラッシュ8カップ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のエーシンバリントンをハナ差振り切って6勝目を掴み取った。

9月11日、中3週で迎えた32戦目は、福崎サルビア特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた33戦目は、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた34戦目は、おいでんせぇ岡山!ももたろう杯（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で鴨宮祥行騎手（10戦1勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5歳（2015年）

1月3日、中1週で迎えた35戦目は、ふりーじあ賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鴨宮祥行騎手（11戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上B1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鴨宮祥行騎手（12戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた37戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（13戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

7月10日、約4か月半の休み明けで迎えた39戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（14戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。