ヒドゥンパラメータ（2014年生、母プライムアクトレス）

ヒドゥンパラメータ（2014年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「隠れた変数」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時7歳）と交配したプライムアクトレスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2017年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、薗部博之によって2,160万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月11日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

12月23日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（2017年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったローリングタワーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月9日、中3週で迎えた4戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のブルベアバイソンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月23日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下の栗子特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

12月23日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

4歳（2018年）

1月20日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（6戦0勝）。17頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

5月13日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

6月10日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸田恭介騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

11月17日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸田恭介騎手（9戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で丸田恭介騎手（10戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

5歳（2019年）

1月20日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸田恭介騎手（11戦0勝）。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で丸田恭介騎手（12戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸田恭介騎手（13戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、伸びてきたサンライズローリエ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6月1日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラスの国分寺特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で丸田恭介騎手（14戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で丸田恭介騎手（15戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラスの三春駒特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で丸田恭介騎手（16戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

12月28日、中6週で迎えた19戦目は、木本直騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの2019ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中山1戦（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6歳（2020年）

1月25日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

3月22日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（17戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（18戦0勝）。17頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月9日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラスの春日山特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（19戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

9月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月12日、中9週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のセデックカズマに9馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。