トーアエスペランサ（1985年生、母トーアローシン）

トーアエスペランサ（1985年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のマグニテユード（当時10歳）と交配したトーアローシンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

9月20日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は406kg。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

11月14日、中7週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したマチカネハンナリを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月21日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

3歳（1988年）

1月5日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた6戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた7戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

2月21日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月18日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクインビーナスにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

7月17日、中3週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアズマナントに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月25日、中7週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた12戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（新潟芝1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

11月20日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた13戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた14戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず15着に終わった。