フジノジャガー（2010年生、母ボラーレカンターレ）

フジノジャガー（2010年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時14歳）と交配したボラーレカンターレが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、地方17戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2三四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、加野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

5月10日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から32kg増やして迎えた2戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

10月11日、中9週で迎えた3戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のマジョに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月30日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川駿介騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノカムチッカに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3歳（2013年）

4月24日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

5月8日、中1週で迎えた7戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のファキナウェイに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

5月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦のシニスターミニスター賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のネイチャーロードに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月18日、中3週で迎えた9戦目は、釧路定置トキシラズ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったシセイカイカをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

7月3日、中1週で迎えた10戦目は、スウェプトオーヴァーボード賞（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた11戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のプレセペ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサトノフェニックスに3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

8月15日、中2週で迎えた12戦目は、キレートレモン特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた13戦目は、宮島沼マガン観察特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、伸びてきたプロプエスタ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

10月31日、中8週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた15戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたソーホワット決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマナエヴァに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2014年）

1月7日、中4週で迎えた17戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のモエレピンクダイヤに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。