ディーエスメイドン（2000年生、母タケハナホープ）

ディーエスメイドン（2000年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋娘」。毛色は栗毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時14歳）と交配したタケハナホープが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中原牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方14戦4勝2着2回。2003年の関東オークス(牝G3)で2着に入った他、2003年の東京プリンセス賞(牝地方重賞)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

米川伸也厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

6月26日、デビュー戦は斉藤正弘騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のケイエムチケットに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月24日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのスペシャルウィーク賞（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月1日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのターフチャレンジI（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックミラージュから3馬身差の2着となった。

8月24日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ32歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤正弘騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月1日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤正弘騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた7戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で斉藤正弘騎手（6戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月25日、中7週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルブライアンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（2003年）

1月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

2月27日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの内外タイムス盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るビューティープリマを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

4月16日、中3週で迎えた12戦目は、一ノ瀬亨騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた13戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモエギノマズルに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月16日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったレマーズガールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。