ルミラークル（2011年生、母ヴィエールソンリ）

ルミラークル（2011年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「奇跡（仏）。父名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時19歳）と交配したヴィエールソンリが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2017年の映画「じんじん～其の二～」公開記念(一般C2三)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、魚住啓市によって1,785万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月27日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

3歳（2014年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3月2日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、4着に入った。

3月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

6月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた7戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

8月23日、中4週で迎えた9戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

10月28日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

12月2日、中4週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた11戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のエゴイズムに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月11日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のニューエトワールに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（2015年）

2月1日、中6週で迎えた13戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた14戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた15戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

4月11日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

7月19日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた18戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5歳（2016年）

2月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4月10日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4月17日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で木幡初也騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

4月30日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

6月10日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた24戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレモンホープに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月24日、中1週で迎えた25戦目は、はまゆう特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーホウハンターを凄まじい末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

7月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒルノケルンに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月18日、中0週で迎えた27戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダ座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサカエダビクトリーを次元の違う末脚で半馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

8月17日、中3週で迎えた28戦目は、おとめ座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキョウワルナに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月19日、中2週で迎えた30戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、うみへび座特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

9月26日、連闘で迎えた31戦目は、セプテンバー特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のフェードロワに2馬身半の差をつけて制した。

10月18日、中2週で迎えた32戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、天秤座特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた33戦目は、晩秋特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（6戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた34戦目は、中山道賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るペイシャピュアを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

12月12日、中4週で迎えた35戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

6歳（2017年）

6月12日、約6か月の休養明けで迎えた36戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、けむり10周年おめでとう!!ひろし祭り（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウケンザンに1馬身半の差をつけて休み明け初戦を物にした。

7月3日、中2週で迎えた37戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた38戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた39戦目は、映画「じんじん～其の二～」公開記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のキンショードリームに2馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

9月8日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

8歳（2019年）

2月1日、約17か月の休養明けで迎えた41戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月5日、中8週で迎えた42戦目は、川崎沖縄県人会杯（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。