キタノバーニ（1997年生、母ジヨルジユバーニ）

キタノバーニ（1997年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のコノミテイオー（当時6歳）と交配したジヨルジユバーニが13歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は木稲牧場。戦績は、地方25戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2000年の玄海賞(アラ系4歳以上B1 B2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木稲安則から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、佐賀県馬主会によって367.5万円で落札された。

手島豊厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1999年）

7月4日、デビュー戦は吉原正和騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。馬体重は485kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルーバードダイヤに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原正和騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキクノマーチを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

8月15日、中3週で迎えた3戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原正和騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ファストテイオーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月25日、中5週で迎えた4戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原正和騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のファストテイオーに2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

10月31日、中4週で迎えた5戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原正和騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシルキーオーを半馬身振り切って4勝目を手にした。

11月20日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉原正和騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトライバルリストに1馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

12月26日、中4週で迎えた7戦目は、2歳オープンのはがくれ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉原正和騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

3歳（2000年）

1月2日、連闘で迎えた8戦目は、有明賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で吉原正和騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マジックタリヤにハナ差交わされて2着に甘んじた。

1月31日、中3週で迎えた9戦目は、有明賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で吉原正和騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグランドディオスに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月12日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に54kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で吉原正和騎手（9戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で吉原正和騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ファストテイオーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月20日、中2週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は12戦連続で吉原正和騎手（11戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコノミヒットに2馬身の差をつけて7勝目をマークした。

4月8日、中2週で迎えた13戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で吉原正和騎手（12戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月28日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は14戦連続で吉原正和騎手（13戦7勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオリオンザテンザンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月15日、中2週で迎えた15戦目は、3歳オープンのサマーカップ（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で吉原正和騎手（14戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

10月2日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、アラ系4歳以上A3 B2（佐賀ダート1700m 雨/重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は16戦連続で吉原正和騎手（15戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スーパートウザイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2001年）

12月1日、約14か月の休み明けで馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた17戦目は、アラ系3歳以上A2 A3（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で吉原正和騎手（16戦8勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系3歳以上A2 A3（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は18戦連続で吉原正和騎手（17戦8勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

5歳（2002年）

1月13日、中3週で迎えた19戦目は、アラ系3歳以上A3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で吉原正和騎手（18戦8勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた20戦目は、池田湖特設（佐賀ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は20戦連続で吉原正和騎手（19戦8勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた21戦目は、五ヶ瀬川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は21戦連続で吉原正和騎手（20戦8勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キングダイオーに3/4馬身交わされて2着となった。

3月3日、中1週で迎えた22戦目は、西日本アラブ大賞典（佐賀ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で吉原正和騎手（21戦8勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で吉原正和騎手（22戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

5月6日、中6週で迎えた24戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、周防灘特設（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るガッシャブルームを上がり0位の末脚で半馬身差し切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

9月1日、約4か月の休み明けで迎えた25戦目は、筑後川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。