エルフショット（2010年生、母スウィートエルフ）

エルフショット（2010年3月31日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「エルフの一撃。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時18歳）と交配したスウィートエルフが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地29戦1勝2着3回、地方5戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の指宿特別(500万下)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,680万円（8.4万×200口）で一口馬主が募集された。

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

6月17日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

3歳（2013年）

5月4日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

6月16日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月22日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したトウケイポイントを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

7月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったピースオブウィークに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（6戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したウォーターシュートを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（7戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた12戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、新冠町軽種馬生産振興会特別2（門別ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のライプメインをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月24日、中3週で迎えた13戦目は、みついし花だより特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたミサトタイム決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、日胆青協50周年“志”特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月10日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、大日本プロレスカップ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニューロジカルに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2014年）

4月12日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた17戦目は、金沢犀川賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリッシンロケットを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

6月15日、中4週で迎えた18戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

8月10日、中7週で迎えた19戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエーシンエポナをクビ差振り切って雨下の混戦を制した。

10月13日、中8週で迎えた20戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のレジェンドジョッキーズカップ（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

12月13日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の浜松特別（中京ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5歳（2015年）

2月8日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

2月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月15日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（9戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月4日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（10戦1勝）。17頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月16日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

6月28日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた28戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

10月25日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の大山崎特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（11戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

11月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の枚方特別（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

11月23日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた31戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は古川吉洋騎手（12戦1勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6歳（2016年）

1月17日、中5週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下の五条坂特別（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（13戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は和田翼騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。