ダイセンハッピー（2018年生、母アルマネーレーイス）

ダイセンハッピー（2018年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+幸せ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時9歳）と交配したアルマネーレーイスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はイワミ牧場。2020年のゴールドウィング賞(地方重賞)に勝利した他、2021年の中京ペガスターカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、イワミ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、根田喜久雄によって407万円で落札された。

今津博之厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2020年）

6月12日、デビュー戦は大畑雅章騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパー（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。馬体重は463kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヌーベルアヴニールに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月16日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第1戦（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、ベツセタイに交わされて6馬身差の2着となった。

9月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第2戦（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヌーベルアヴニールに約11馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

10月27日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブンブンマルに1馬身の差をつけて1番人気に応えた。

12月9日、中5週で迎えた5戦目は、2歳戦の若獅子特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のユキプロスパーをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

3歳（2021年）

1月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

3月9日、中9週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の中京ペガスターカップ（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったブンブンマルに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（7戦4勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

6月15日、中7週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（8戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

8月4日、中6週で迎えた10戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の湾岸スターカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた11戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったプリンセスダズリンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の西日本ダービー（名古屋ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（11戦4勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

4歳（2022年）

1月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、乃木坂46新内眞衣卒業記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（12戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウカイマーレに約14馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月31日、中0週で迎えた15戦目は、みずがめ座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（13戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエールドールを3/4馬身振り切って6勝目を獲得した。

4月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（14戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた17戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。16着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた18戦目は、軽暑賞（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（15戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ノーマロエアに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（16戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタミルナードゥに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月9日、中3週で迎えた20戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのマレーシアカップ（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

8月20日、中5週で迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの上越ステークス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（17戦7勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

10月12日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（18戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテンペスタースに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

11月1日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定地方重賞のお松の方賞（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（19戦8勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスのみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（20戦8勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上3勝クラスの知立ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（21戦8勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

12月21日、中0週で迎えた26戦目は、シリウス特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（22戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のネオヴォイスに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5歳（2023年）

5月18日、約5か月の休み明けで迎えた27戦目は、一般B6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（23戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウイモジに4馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

6月13日、中3週で迎えた28戦目は、アンドロメダ座特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（24戦10勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったハクサンスプリングに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月27日、中1週で迎えた29戦目は、アクベンス特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（25戦10勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコスモチェントロを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月14日、中1週で迎えた30戦目は、天の川特別（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で大畑雅章騎手（26戦11勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のビッグベッターに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月3日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定地方重賞の撫子争覇（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で大畑雅章騎手（27戦12勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

9月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、疾走特別（名古屋ダート920m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で大畑雅章騎手（28戦12勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた33戦目は、しずおか菊花特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で大畑雅章騎手（29戦12勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた34戦目は、錦秋特別（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で大畑雅章騎手（30戦12勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスギノヴォルケーノを交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月17日、中2週で迎えた35戦目は、ポインセチア特別（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で大畑雅章騎手（31戦13勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた36戦目は、ビオラ特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で大畑雅章騎手（32戦13勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた37戦目は、愛西特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で大畑雅章騎手（33戦13勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。