ペイシャスプリング（2016年生、母スプリングフェスタ）

ペイシャスプリング（2016年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のダンカーク（当時10歳）と交配したスプリングフェスタが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は梅田牧場。主な勝ち鞍は2020年のファイナルレース(一般C3-7)。

経歴

デビュー前

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

12月8日、デビュー戦は伴啓太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

3歳（2019年）

1月19日、中5週で迎えた2戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

5月3日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ジョーダンケルクにアタマ差交わされて2着となった。

5月19日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のきびなごの天ぷら特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアーティクルに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で嬉勝則騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクーファサンピラーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の草加部消防団来場特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で嬉勝則騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトワレに9馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月6日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3 16（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で嬉勝則騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ミツルファミリーに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月20日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3 14（高知ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で嬉勝則騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で嬉勝則騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のヒョットシテをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

8月24日、中2週で迎えた10戦目は、いいね!木下智史特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で嬉勝則騎手（7戦3勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で嬉勝則騎手（8戦3勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で嬉勝則騎手（9戦3勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

10月12日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、賢一さん祝還暦祭特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で嬉勝則騎手（10戦3勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったグーテドージャにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で嬉勝則騎手（11戦3勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のウインバイタルを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

11月4日、連闘で迎えた15戦目は、ポインセチア特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で嬉勝則騎手（12戦4勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の土佐秋月賞（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で嬉勝則騎手（13戦4勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で嬉勝則騎手（14戦4勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマインクイーンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で嬉勝則騎手（15戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は17戦連続で嬉勝則騎手（16戦4勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

4歳（2020年）

1月12日、中1週で迎えた20戦目は、第一回おのりぞめ特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で嬉勝則騎手（17戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で嬉勝則騎手（18戦4勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

2月2日、連闘で迎えた22戦目は、ビンナガの生姜煮特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は20戦連続で嬉勝則騎手（19戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

2月18日、中1週で迎えた23戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は21戦連続で嬉勝則騎手（20戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るムテキノオジョウを豪脚でクビ差だけ差し切って5勝目を挙げた。

3月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は22戦連続で嬉勝則騎手（21戦5勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は23戦連続で嬉勝則騎手（22戦5勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた26戦目は、スイグン特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は24戦連続で嬉勝則騎手（23戦5勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた27戦目は、ほのか卒業記念特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は25戦連続で嬉勝則騎手（24戦5勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。