マイネルブライアン（1997年生、母マイネレーベン）
Meiner Brian
1997.04.21
マイネルブライアン（1997年4月21日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時12歳）と交配したマイネレーベンが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地23戦6勝2着2回、地方11戦2勝2着2回。2000年のシリウスステークス(ハンデG3)に勝利した他、2002年の平安ステークス(G3)で2着に入るなど、重賞3勝を挙げた。
経歴
デビュー前
ラフィアンターフマンクラブにて総額3,500万円（35万×100口）で一口馬主が募集された。
宮徹厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2000年）
3月5日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は510kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るドラゴンキングを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。
3月26日、中2週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のビジネスチャンスに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。
4月1日、連闘で迎えた3戦目は、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタマモルビーキングに1馬身3/4の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。
5月7日、中4週で迎えた4戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レース、G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦2勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。
5月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦2勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く18着に終わった。
7月13日、中6週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のグランシャリオカップ（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のビーチフラッグに3馬身の差をつけて初の重賞タイトルをゲットした。
9月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。
11月3日、中4週で迎えた8戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。
12月9日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンサンルイスをハナ差だけ差し切って2つ目の重賞タイトルをゲットした。
4歳（2001年）
1月29日、中6週で迎えた10戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦2勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。
11月18日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。
12月8日、中2週で迎えた12戦目は、摩耶ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（5戦2勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。
12月22日、中1週で迎えた13戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタマモルビーキングを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて制した。
5歳（2002年）
1月20日、中3週で迎えた14戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（7戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、逃げるスマートボーイを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。
3月3日、中5週で迎えた15戦目は、仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（8戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。
3月21日、中2週で迎えた16戦目は、G3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーホウエンペラーから半馬身差の2着に敗北した。
3月30日、連闘で迎えた17戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（10戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。
10月1日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた18戦目は、G3のさくらんぼ記念（上山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤田伸二騎手（11戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。12着に敗れた。
10月26日、中3週で迎えた19戦目は、G3の武蔵野ステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたダブルハピネス決め手に屈して半馬身差の2着となった。
11月28日、中4週で迎えた20戦目は、G2の彩の国 浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。
12月21日、中2週で迎えた21戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（12戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のホシオーに3馬身半の差をつけて7勝目を奪取した。
6歳（2003年）
1月26日、中4週で迎えた22戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（6戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。
2月23日、中3週で迎えた23戦目は、G1のフェブラリーステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（7戦2勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。
3月12日、中1週で迎えた24戦目は、G3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（13戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルカセンリョウからアタマ差の2着に甘んじた。
5月5日、中7週で迎えた25戦目は、G3の群馬記念（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（14戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のプリエミネンスに1馬身半の差をつけて3つ目の重賞タイトルを獲得した。
11月1日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から23kg減らして迎えた26戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（8戦2勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。
11月24日、中2週で迎えた27戦目は、G3の全日本サラブレッドカップ（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（15戦5勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。
12月9日、中1週で迎えた28戦目は、G3のとちぎマロニエカップ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（16戦5勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。
12月24日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた29戦目は、G3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（17戦5勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。
7歳（2004年）
1月25日、中4週で迎えた30戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。
2月11日、中1週で迎えた31戦目は、G3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（18戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。
8歳（2005年）
1月23日、約11か月半の休養明けで迎えた32戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。
2月12日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンのすばるステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。
3月6日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。