プリエミネンス（1997年生、母アジテーション）

プリエミネンス（1997年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時13歳）と交配したアジテーションが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地30戦6勝2着4回、地方19戦7勝2着5回、海外1戦0勝。2002年のJBCクラシック(G1)で2着に入った他、2003年の東海ステークス(G2)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞8勝を挙げた。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

6月13日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダイナミックスターに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月1日、中1週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

9月25日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌芝1800m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月13日、中3週で迎えた7戦目は、2歳G2の京王杯3歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、サマーベイブに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（2000年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブランディスに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

3月4日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

4月23日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のエアピースに4馬身の差をつけて悲願の重賞初制覇を果たした。

7月29日、中9週で迎えた13戦目は、マリーンステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたシンコウスプレンダ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

8月13日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

9月15日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトシザミカから半馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中1週で迎えた16戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリンリンスキーをアタマ差振り切って重賞2勝目を挙げた。

11月25日、中3週で迎えた18戦目は、G1のジャパンカップダート（東京ダート2100m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（5戦3勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4歳（2001年）

1月31日、中9週で迎えた19戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（6戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた20戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（7戦3勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた21戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

4月4日、中0週で迎えた22戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトミケンブライトを半馬身振り切って3つ目の重賞タイトルを獲得した。

5月6日、中4週で迎えた23戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（9戦4勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブレイクタイムに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月30日、中2週で迎えた24戦目は、G3のかしわ記念（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（10戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月22日、中7週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの北陸ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（11戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るタヤスアンティームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月17日、中7週で迎えた26戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（12戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のレディバラードに3/4馬身の差をつけて4つ目の重賞タイトルを掴み取った。

11月24日、中9週で迎えた27戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、G1のジャパンカップダート（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5歳（2002年）

1月30日、中9週で迎えた28戦目は、G1の川崎記念（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（13戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた29戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（14戦7勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた30戦目は、G3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に牝馬ながら58kgの斤量を背負って出走。鞍上は柴田善臣騎手（15戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のカーディアンゴットに4馬身の差をつけて連覇達成

5月5日、中2週で迎えた32戦目は、G3の群馬記念（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（16戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったノボジャックから半馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中5週で迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンの大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（17戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のジョウノブラボーに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

7月22日、中4週で迎えた34戦目は、G3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（18戦9勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスナークレイアースに9馬身の差をつけて6つ目の重賞タイトルを獲得した。

8月31日、中5週で迎えた35戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（19戦10勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマートボーイを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3連勝で7つ目の重賞タイトルを手にした。

11月4日、中8週で迎えた36戦目は、G1のJBCクラシック（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（20戦11勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったアドマイヤドンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、G1のジャパンカップダート（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（21戦11勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

6歳（2003年）

1月29日、中9週で迎えた38戦目は、G1の川崎記念（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（22戦11勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた39戦目は、G1のフェブラリーステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で柴田善臣騎手（23戦11勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

3月30日、中4週で迎えた40戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で柴田善臣騎手（24戦11勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月5日、中4週で迎えた41戦目は、G3の群馬記念（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で柴田善臣騎手（25戦11勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルブライアンから1馬身半差の2着に敗北した。

5月25日、中2週で迎えた42戦目は、G2の東海ステークス（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、2着となった。

6月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた43戦目は、ハンデ戦でオープンの大沼ステークス（函館ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ブリリアントロードに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた44戦目は、G3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（26戦11勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月6日、中6週で迎えた45戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（27戦11勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた46戦目は、G3のさくらんぼ記念（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（28戦11勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

11月1日、中4週で迎えた47戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（29戦11勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた48戦目は、G2の彩の国浦和記念（浦和ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（30戦11勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のストロングブラッドをクビ差振り切って8つ目の重賞タイトルを獲得した。

12月23日、中4週で迎えた49戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、G2の名古屋グランプリ（名古屋ダート2500m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったリージェントブラフから1馬身半差の2着となった。

7歳（2004年）

2月16日、C.ナカタニ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG1のサンタマリアハンデキャップ（アメリカ合衆国・サンタアニタダート1710m）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。