カズサヒロイン（1995年生、母タケノアロー）

カズサヒロイン（1995年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のゴールデンフェザント（当時9歳）と交配したタケノアローが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地42戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2001年の中京スポーツ杯(900万下)。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

2月8日、デビュー戦は常石勝義騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は400kg。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は常石勝義騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを13番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、6着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニホンピロアマゾンをクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

5月10日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。17頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳500万下のあんず賞（中京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた8戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

8月15日、中9週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

8月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の洛西特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したジントルネードにクビ差届かず2着となった。

9月26日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は常石勝義騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた13戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた14戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（1999年）

4月18日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた17戦目は、H.キム騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’99アジアジョッキーズ（1）（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のハリアップスキーに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

5月29日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上1600万下のパールステークス（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6月27日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定G3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

10月10日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したタマモヒビキに半馬身届かず2着となった。

10月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月4日、中5週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の姫島特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（3戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

5歳（2000年）

1月15日、中3週で迎えた24戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦1勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のマイマリアーナに3馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

4月23日、中4週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトップサージャンを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って4勝目を収める

6月3日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三河特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したエイシンレジェンドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月11日、連闘で迎えた31戦目は、牝馬限定の5歳以上1600万下のパールステークス（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた34戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の北野特別（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた36戦目は、4歳以上900万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったタマモヒビキに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

6歳（2001年）

1月8日、中4週で迎えた37戦目は、4歳以上900万下の初夢賞（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた38戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた39戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオースミキャプテンを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

3月11日、連闘で迎えた40戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3月31日、中2週で迎えた41戦目は、4歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

5月20日、中6週で迎えた42戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のエメラルドステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（9戦2勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。