ワンモアバイト（2015年生、母スペシャルピース）

ワンモアバイト（2015年1月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「最後の一口。最後の一口は特別に美味い」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時7歳）と交配したスペシャルピースが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

3月4日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

4月28日、中5週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

9月22日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

4歳（2019年）

5月28日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、一般C3八九（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3五六（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のウェディングフォトに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月15日、中3週で迎えた7戦目は、ふわふわバブルフェス開催記念（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のボアヴィスタに1馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

8月9日、中3週で迎えた8戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のサクラノハナビラに7馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた10戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

5歳（2020年）

5月23日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

8月30日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

10月24日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のルドラクシャに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

11月15日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

6歳（2021年）

2月20日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（2戦1勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

5月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5月23日、中1週で迎えた17戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 曇/稍重）に48kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。13着に敗れた。

8月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月14日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月16日、中8週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。15着に敗れた。