ダンストンヴァール（2007年生、母ノアレディ）

ダンストンヴァール（2007年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグリーンアプローズ（当時13歳）と交配したノアレディが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は堤牧場。戦績は、地方22戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2010年の樹&理恵マリッジカップ(B2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、堤牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

村上昌幸厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2009年）

7月5日、デビュー戦は板垣吉則騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（水沢ダート850m 雨/稍重）に出走。馬体重は458kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

3歳（2010年）

4月11日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた3戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ヤマニンジンジャーに交わされて1馬身差の2着となった。

5月5日、中0週で迎えた4戦目は、3歳C2二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコスモマーシャルを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月30日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の樹&理恵マリッジカップ（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホットショットに約10馬身の大差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったカミノマーチに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の釜谷浜風力発電レース（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた9戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（7戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で坂口裕一騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したグリントインダンスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

12月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で坂口裕一騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キタサンアイドルに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で坂口裕一騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリキアイタイリンに1馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

4歳（2011年）

1月10日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で坂口裕一騎手（11戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴェンデッタに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月22日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、チングルマレース（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた15戦目は、諸桧岳レース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、マアーラウにハナ差交わされて2着に惜敗した。

6月18日、中1週で迎えた16戦目は、光と音のページェントレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（12戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた17戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、いしがきミュージックFレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、パノラマトウショウに交わされて2馬身差の2着となった。

8月27日、中5週で迎えた18戦目は、永岡蘇民祭レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（13戦4勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ハイブリッジオールに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

9月12日、中1週で迎えた19戦目は、種市海岸線サーフィンレース（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（14戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るブローザウインドを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って制した。

10月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、横手Bグルメよこまき。レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（15戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた21戦目は、胆沢郷土資料館レース（盛岡ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（16戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた22戦目は、美好玩具「こども縁日」賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。