ローリエベエストリ（1987年生、母カーペンタリア）

ローリエベエストリ（1987年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時15歳）と交配したカーペンタリアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大道秀男。戦績は、中央平地20戦2勝2着4回、地方21戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

藤原敏文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

2月24日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したユースフルトライを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月29日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、アンデールオーストにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月10日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったローゼンプッシュに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月8日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は8戦連続で田中勝春騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、オンワードホクトに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月18日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（8戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトップサークルに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の八海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（10戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のビップフライトをアタマ差振り切って2勝目を手中に収めた。

10月21日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（11戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた14戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（12戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

4歳（1991年）

1月7日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（13戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月27日、約6か月半の休み明けで迎えた17戦目は、長峰一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長峰一弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の八海山特別（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長峰一弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた20戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

5歳（1992年）

6月23日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた21戦目は、海方栄二騎手を鞍上に迎えて、一般A3（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた22戦目は、文月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で海方栄二騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般A3（上山ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で海方栄二騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた24戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で海方栄二騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月24日、連闘で迎えた25戦目は、海方昭三騎手を鞍上に迎えて、葉月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた26戦目は、長月特別（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で海方昭三騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月20日、中1週で迎えた27戦目は、一般A2（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で海方昭三騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた28戦目は、神無月特別（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は海方栄二騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルーリーフから1馬身半差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた29戦目は、神無月特別（上山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は海方昭三騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた30戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で海方昭三騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた31戦目は、霜月特別（上山ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は海方栄二騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた32戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で海方栄二騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（1993年）

4月11日、約4か月の休養明けで迎えた33戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は海方昭三騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた34戦目は、卯月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で海方昭三騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた35戦目は、一般A3（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で海方昭三騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた36戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は海方栄二騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた37戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で海方栄二騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた38戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で海方栄二騎手（9戦0勝）。8頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた39戦目は、一般A3（上山ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で海方栄二騎手（10戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月29日、約4か月半の休み明けで迎えた40戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で海方栄二騎手（11戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（1994年）

4月19日、約4か月半の休み明けで迎えた41戦目は、一般D1ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で海方栄二騎手（12戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。