カズベナートル（2017年生、母サティアナ）

カズベナートル（2017年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋日本に生息していた恐竜の名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のOrb（当時7歳）と交配したサティアナが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。2020年の’20スターバーストカップに勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田翔伍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月6日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダノンアレーに3/4馬身届かず2着となった。

10月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

11月24日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

3歳（2020年）

1月26日、中8週で迎えた4戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

2020年1月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミカチャンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のストロングチェインに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月22日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のリコーシーウルフを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

7月31日、中9週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、柿の木坂賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた9戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた10戦目は、3歳S1の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’20スターバーストカップ（大井ダート2000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のアンダーザスターをクビ差振り切って優勝

4歳（2021年）

1月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮戦したが、マイネルアンファンに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月16日、中3週で迎えた13戦目は、白富士賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた14戦目は、ブリリアントカップトライアル（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月20日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、サマーナイト賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた16戦目は、2018 的場文男騎手勝利数新記録賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（4戦3勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

12月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、金盃トライアル（大井ダート2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

5歳（2022年）

5月12日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、一般B1三（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（5戦3勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた19戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、スポーツ報知賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた20戦目は、南風賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のストームドッグをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

デビュー前

森下淳平厩舎（大井）へ入厩。

11月3日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、トパーズ賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。馬体重は495kg。9頭立ての10番ゲートからスタート。競走除外となった。