ウエスタンマッチ（1990年生、母センゴクローズ）

ウエスタンマッチ（1990年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマツチレススピード（当時9歳）と交配したセンゴクローズが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地34戦6勝2着3回、地方10戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年のサンライズステークス。

経歴

デビュー前

小西登厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

1月30日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

4月3日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた5戦目は、木藤隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

5月2日、連闘で迎えた6戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた7戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた9戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るインデアンレディーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月8日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

10月9日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたカリスタランナー決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月4日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

4歳（1994年）

1月31日、中7週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスパインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて優勝

2月19日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月23日、中8週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったフミノロックアップに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月15日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の鎌倉特別（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったフミノロックアップに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では生得の持続力でジリジリと辛抱強く粘り込んで先頭をうかがい、最後は2着のタヤスユーキをハナ差振り切って3勝目を獲得した。

7月2日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた25戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクロフネミステリーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（1995年）

2月18日、中8週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサンダーロイヤルに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月26日、中4週で迎えた27戦目は、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（5戦2勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月1日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、ハンデ戦のTUF杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（6戦2勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた29戦目は、福島民報杯（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（7戦2勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた30戦目は、BSNオープン（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（8戦2勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の新潟日報賞（新潟芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で高山太郎騎手（9戦2勝）。17頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず17着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた32戦目は、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（10戦2勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、師走ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（10戦2勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

6歳（1996年）

1月7日、中2週で迎えた34戦目は、サンライズステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（11戦2勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のゲイリーゴールドを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月17日、約9か月半の休養明けで迎えた35戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた36戦目は、霜月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカオライトソングからアタマ差の2着に甘んじた。

12月4日、中3週で迎えた37戦目は、浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（1997年）

1月1日、中3週で迎えた38戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、初日の出特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノトッキュウから2馬身半差の2着となった。

1月21日、中2週で迎えた39戦目は、寒月特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジャーテイオーからクビ差の2着に惜敗した。

2月20日、中3週で迎えた40戦目は、きさらぎ特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のタカオライトソングをアタマ差制して優勝

3月26日、中4週で迎えた41戦目は、TV埼玉杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた42戦目は、地方重賞のTV埼玉杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた43戦目は、よみうりランド皐月盃（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で見沢譲治騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月15日、約3か月半の休養明けで迎えた44戦目は、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で見沢譲治騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。