タイキランデヴー（2003年生、母タイキソフィア）

タイキランデヴー（2003年2月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋約束の会合（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時8歳）と交配したタイキソフィアが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方29戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年のアンタレス賞(一般B1)。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額3,000万円（15万×200口）で一口馬主が募集された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

6月24日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

9月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着を確保した。

10月22日、中4週で迎えた3戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

4歳（2007年）

3月26日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマニンディプロマに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベストフジに4馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

6月10日、中6週で迎えた7戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーヨーサマーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月24日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョウテンベガに2馬身半の差をつけて制した。

7月16日、連闘で迎えた10戦目は、愛真館カップ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のペルターブレスに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月15日、中3週で迎えた11戦目は、JA岩手ふるさとはと麦杯（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林俊彦騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月10日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で小林俊彦騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったユーセイキャロルにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月1日、中2週で迎えた13戦目は、一般B3四（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で小林俊彦騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた14戦目は、区界賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で小林俊彦騎手（10戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイネピルエットを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で小林俊彦騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた16戦目は、馬券ブレイク賞（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で小林俊彦騎手（12戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

5歳（2008年）

3月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、アクア・glory梨奈杯（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

5月19日、中5週で迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2三（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（13戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマイネピルエットを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

6月14日、中1週で迎えた21戦目は、水無月賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（14戦6勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のプリンセストロイを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7月21日、中4週で迎えた22戦目は、アンタレス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（15戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のマイネルサランをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月14日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、桂樹杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（16戦8勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた24戦目は、湯本温泉レース（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（17戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プリンセストロイに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月25日、中3週で迎えた25戦目は、ハーベストカップ（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（18戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プリンセストロイに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中3週で迎えた26戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた27戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた28戦目は、ハンデ戦の一般C1 C2（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

6歳（2009年）

1月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2九十（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2六アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2十1112（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。