アドマイヤテン（2015年生、母ストレイトフロムテキサス）

アドマイヤテン（2015年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋真っ先に」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時8歳）と交配したストレイトフロムテキサスが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の長月特別(一般A二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、近藤利一によって2,268万円で落札された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

6月16日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は530kg。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

8月11日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

9月15日、中4週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

10月20日、中4週で迎えた5戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアマゾンチャックに約12馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

11月3日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパルティーレに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月25日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエールブランに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月10日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、フリームーヴメントに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2019年）

5月5日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、デルフィニウム賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパルティーレに9馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月28日、中2週で迎えた10戦目は、リバースター賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のアイアムオパールをアタマ差振り切って断然の支持に応えた。

6月24日、中3週で迎えた11戦目は、一般B2一（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンエイダイヤに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

7月22日、中3週で迎えた12戦目は、オランダ島賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、メイショウパーシーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般B1四（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のブライアントピースを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

10月14日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、復興祈念夢あふれる未来へ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月8日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、一般B1三（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のゴッドスパロウに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5歳（2020年）

1月6日、中3週で迎えた16戦目は、一般B1一（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（7戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

4月26日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、仲春特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山本政聡騎手（8戦5勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた18戦目は、復興祈念夢あふれる未来へ（盛岡ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山本政聡騎手（9戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた19戦目は、石桜杯（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山本政聡騎手（10戦5勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のピンクキャンディーをクビ差振り切って優勝

8月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、晩夏特別（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で山本政聡騎手（11戦6勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

9月28日、中5週で迎えた21戦目は、長月特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山本政聡騎手（12戦6勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のボナテスタを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月26日、中3週で迎えた22戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で山本政聡騎手（13戦7勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた23戦目は、2020盛岡ファイナル特別（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で山本政聡騎手（14戦7勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2021年）

3月29日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、桃花特別（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で山本政聡騎手（15戦7勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

11月2日、約7か月半の休養明けで迎えた25戦目は、ビオラ賞（盛岡ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は17戦連続で山本政聡騎手（16戦7勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた26戦目は、JBBA静内種馬場特別（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で山本政聡騎手（17戦7勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。