ナムラバンダム（2003年生、母エヴァーバンダム）

ナムラバンダム（2003年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋生産牧場名（バンダム牧場）より」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したエヴァーバンダムが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着3回、地方6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

6月18日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったメジロアニマートを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたサインオブゴッド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3歳（2006年）

5月14日、約10か月半の休み明けで迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/重）に出走。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したヒカルルージュを差し切れず、1馬身差の2着となった。

6月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、最後はアーズドールと並んで4着同着となった。

8月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヤマニンアマランスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2007年）

5月6日、約8か月半の休み明けで迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米山特別（新潟芝1400m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた7戦目は、アンタレス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月7日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

9月2日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

9月22日、中2週で迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

11月15日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シゲフジオペラに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月21日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、見沼特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイイデチェロキーに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

12月25日、中4週で馬体重を前走からさらに15kg減らして迎えた13戦目は、ハンデ戦のクリスマス特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2008年）

5月28日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg戻して迎えた14戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

6月6日、連闘で迎えた15戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。