ペップセ（2020年生、母ゴールデンレッグ）

ペップセ（2020年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ダルマエナガ(ハングル)」。毛色は鹿毛。種牡馬のネロ（当時9歳）と交配したゴールデンレッグが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大道牧場。2023年の岐阜金賞に勝利した他、2023年のクイーンカップ(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大道牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって319万円で落札された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月6日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れる脚を使えず17着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた2戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岩部純二騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

2022年9月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月30日、中5週で迎えた4戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサノノビスケッツを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

11月15日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦の枇杷賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るウワサノモネを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月27日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳戦のプリムラ賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず3着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳戦の金のなる木賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で服部大地騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったイエローエイトに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2023年）

1月17日、中4週で迎えた8戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジャニュアリードリーム戦（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のコハクチョウ特別（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で浅野皓大騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったミトノシャルマンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月14日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンの梅桜賞（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で浅野皓大騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

2月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浅野皓大騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のハヤブサ特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浅野皓大騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞土古記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浅野皓大騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のウグイス特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で浅野皓大騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のマユグリーンに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月3日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦のメイドリーム戦（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で浅野皓大騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコチョウに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月31日、中3週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で浅野皓大騎手（8戦2勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で浅野皓大騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のエイシンメヌエットをクビ差振り切って4勝目を手に入れた。

7月20日、中3週で迎えた18戦目は、3歳オープンのブルームカップ（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で浅野皓大騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリストンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

8月30日、中5週で迎えた19戦目は、3歳オープンの岐阜金賞（笠松ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で浅野皓大騎手（11戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクフィールを次元の違う末脚で半馬身差し切って6勝目を手に入れた。

9月22日、中2週で迎えた20戦目は、3歳オープンの秋の鞍（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で浅野皓大騎手（12戦5勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

11月8日、中6週で迎えた21戦目は、アレグロオープン（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で浅野皓大騎手（13戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。