ミトノシャルマン（2020年生、母ピエールナオチャン）

ミトノシャルマン（2020年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+かわいい(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時17歳）と交配したピエールナオチャンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は上山牧場。2023年のゴールドジュニア(地方重賞)で2着に入った他、2023年のぎふ清流カップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上山牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、竹内三年によって858万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

5月4日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月31日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアエリアンを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月19日、中6週で迎えた4戦目は、2歳オープンのルビー特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた5戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月26日、中4週で迎えた7戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したスーパーファルコンを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中3週で迎えた8戦目は、2歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたノーバディエルス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月9日、中1週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のソルレベンテに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた11戦目は、2歳1勝クラスのこうやまき賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

2022年12月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月16日、中1週で迎えた12戦目は、2歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3歳（2023年）

1月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の七福神特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のイントゥザファイアに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

1月30日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦のコハクチョウ特別（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のペップセに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月9日、中0週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったニシケンボブに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月9日、中3週で迎えた16戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた18戦目は、オグリタマ記念（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、グラウクスに交わされて2馬身差の2着となった。

5月25日、中3週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞のぎふ清流カップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた20戦目は、地方重賞の日本海スプリント（金沢ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月11日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、アリス賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた22戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

4歳（2024年）

1月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（9戦3勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた24戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（10戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた25戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた26戦目は、B級サバイバル（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のケイツーリタスに4馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

4月3日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスタンサンセイに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

4月29日、中3週で迎えた28戦目は、ようこそシュヴァル笠松へ特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。