レインボーダリア（2007年生、母アローム）

レインボーダリア（2007年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「虹＋冠名（花名）」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時22歳）と交配したアロームが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地34戦6勝2着4回。2012年のエリザベス女王杯(牝G1)に勝利した他、2012年の府中牝馬ステークス(牝G2)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月17日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナゲットスマイルを上がり3位の末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

5月2日、中4週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったブーケドロゼブルーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月27日、中4週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウマリアを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月7日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のキングスデライトに1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。

8月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったブルーミングアレーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のレジェンドブルーを3/4馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

10月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

4歳（2011年）

4月23日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（新潟芝1800m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のきぼう賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたエーブチェアマン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月18日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた17戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月13日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のダイヤモンドアスクに1馬身1/4の差をつけて4勝目をゲットした。

10月23日、中9週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の甲斐路ステークス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月13日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた20戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5歳（2012年）

3月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月22日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた23戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

7月7日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のリヴェレンテをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

7月29日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入った。

11月11日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヴィルシーナをクビ差振り切って中距離女王の称号を勝ち取った。

6歳（2013年）

4月21日、約5か月半の休養明けで迎えた29戦目は、G2のマイラーズカップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。

7月14日、中8週で迎えた31戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた32戦目は、G2の札幌記念（函館芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月14日、中7週で迎えた33戦目は、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた34戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。