エイシンパラディン（2017年生、母エーシンシークルー）

エイシンパラディン（2017年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋カール大帝の十二勇士」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバゴ（当時16歳）と交配したエーシンシークルーが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は清水誠一。主な勝ち鞍は2019年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平井克彦から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

8月15日、デビュー戦は山本咲希到騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴェアリアスロックに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、レインズパワーにアタマ差交わされて2着となった。

9月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンの日高町建設協会特別（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ10（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

3歳（2020年）

3月20日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのさわらび賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

2020年7月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた9戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、秋分特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた10戦目は、地鶏日本一の徳島阿波尾鶏杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた11戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、深秋特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月2日、中2週で迎えた12戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上B1（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリヤンドールにクビ差届かず2着となった。

4歳（2021年）

1月27日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上B1一（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月9日、中1週で迎えた15戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、神戸ビーフ特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

8月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、ききょう賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

9月17日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で永井孝典騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

11月21日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C3 19（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

12月5日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、一般C3 18（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた21戦目は、吉本さん還暦特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

5歳（2022年）

1月1日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3 17（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で妹尾浩一朗騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

1月12日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3 16（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で妹尾浩一朗騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月13日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた24戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月26日、中1週で迎えた25戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた27戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。