ダイカツストーム（1990年生、母クイーンシラオキ）

ダイカツストーム（1990年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時16歳）と交配したクイーンシラオキが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）鎌田牧場。戦績は、中央平地8戦1勝、中央障害4戦3勝。1995年の中山大障害（春）(重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中村好夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

11月7日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラディッシュパワーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月13日、中4週で迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

3歳（1993年）

1月10日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下の若菜賞（京都芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

7月4日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のえのき賞（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

4歳（1994年）

11月13日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は牧田和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5歳（1995年）

1月28日、中5週で迎えた9戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。4着を確保した。

2月11日、中1週で迎えた10戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のロングドリームに2馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

3月5日、中2週で迎えた11戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で牧田和弥騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のアルハンブラハイに9馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月8日、中4週で迎えた12戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のタイヤンに約13馬身の大差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。