オキナワレッド（2010年生、母トキノナイスナイス）

オキナワレッド（2010年7月3日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時14歳）と交配したトキノナイスナイスが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）林農場。戦績は、地方29戦5勝2着3回。2013年の優駿スプリント(S3)で2着に入った他、2013年のロジータ記念(牝S1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

八木正喜厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2012年）

8月24日、デビュー戦は山崎誠士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は449kg。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイセイアジュディに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月19日、中5週で迎えた3戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のかめ太郎特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のシャイニングフューチャー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のリバーサイドジュニア特別（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着を確保した。

12月20日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のフレッシュホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

3歳（2013年）

1月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の初夢特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

1月31日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦のガーネットフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のニュータイプに2馬身の差をつけて優勝

2月13日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（8戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた11戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた12戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニュータイプに7馬身の差をつけて3勝目を手にした。

5月27日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のネコイッチョクセンに7馬身の差をつけて1番人気に応えた。

6月25日、中3週で迎えた14戦目は、3歳S3の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったハードデイズナイトにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月28日、中8週で迎えた15戦目は、サマーメモリー賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ケンブリッジナイスに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中2週で迎えた16戦目は、海王星賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、マルカンパンサーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月11日、中2週で迎えた17戦目は、保土ヶ谷宿特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で見沢譲治騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月13日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で見沢譲治騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着を確保した。

4歳（2014年）

1月2日、中6週で迎えた19戦目は、初富士賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で見沢譲治騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のロンドンアイを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5月21日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、地方重賞の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で見沢譲治騎手（8戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

5歳（2015年）

1月2日、約7か月半の休養明けで迎えた21戦目は、初富士賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で見沢譲治騎手（9戦2勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

3月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定戦のティアラカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で見沢譲治騎手（10戦2勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で見沢譲治騎手（11戦2勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

6歳（2016年）

1月1日、約8か月の休み明けで迎えた24戦目は、2016JBC川崎イヤー幕開け盃（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で見沢譲治騎手（12戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

1月27日、中3週で迎えた25戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で見沢譲治騎手（13戦2勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた26戦目は、ブラッドストーン特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で見沢譲治騎手（14戦2勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

3月30日、中3週で迎えた27戦目は、花吹雪特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で見沢譲治騎手（15戦2勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた28戦目は、ライラック特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は16戦連続で見沢譲治騎手（16戦2勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた29戦目は、青葉特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で見沢譲治騎手（17戦2勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。