ネコイッチョクセン（2010年生、母スタートウショウ）

ネコイッチョクセン（2010年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「猫一直線。ゴールを目がけて一気に走る」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時14歳）と交配したスタートウショウが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田和男。戦績は、中央平地8戦0勝、地方26戦2勝2着7回。2013年の’13スターバーストカップで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月16日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

3歳（2013年）

1月14日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた5戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

3月2日、中2週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

5月27日、中6週で迎えた9戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったオキナワレッドに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

6月24日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトあじさい特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったジャルダンスクレに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のフォーチュネイトひまわり特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた12戦目は、さそり座特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、カガヤキダンスオーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた13戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、盆踊り特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったモズブラックアイにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のフォーチュネイトほうせんか特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、マグネイトに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中2週で迎えた15戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、デイリースポーツ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた16戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヤマノテンジンに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月17日、中1週で迎えた17戦目は、3歳オープンの’13スターバーストカップ（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、エスケイロードに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中2週で迎えた18戦目は、オフト大郷賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた19戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の春待月賞（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた21戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、アデュー2013賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

4歳（2014年）

1月23日、中2週で迎えた22戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

2月4日、中1週で迎えた23戦目は、立春賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のミータローに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月27日、中2週で迎えた24戦目は、寒梅賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

4月23日、中7週で迎えた25戦目は、北斗七星賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた26戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた27戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた29戦目は、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（7戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

8月29日、中3週で迎えた30戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカムリに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

9月16日、中2週で迎えた31戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、デイリースポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた32戦目は、’14ムーンライトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は左海誠二騎手（9戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた33戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた34戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（10戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。