ヤマノテンジン（2008年生、母サバンナリファール）

ヤマノテンジン（2008年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のニューイングランド（当時11歳）と交配したサバンナリファールが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川隆則。戦績は、地方34戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年のアンタレス賞(一般B3三)。

経歴

デビュー前

三坂盛雄厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2011年）

4月22日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るホリノサクラを上がり4位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月27日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のトミケンボールドをアタマ差振り切って2勝目を収める

8月2日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のほうせんか特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイハマドリームにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のすみだ特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったキングホークに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月29日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

4歳（2012年）

1月16日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた9戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C1六 C2三（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着を確保した。

3月6日、中2週で迎えた10戦目は、若鮎特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマサノグランジュテを豪脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月27日、中2週で迎えた11戦目は、デネボラ特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月25日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、練馬区特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた13戦目は、かんむり座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシンケンショウブをアタマ差振り切って4勝目をつかんだ。

6月25日、中2週で迎えた14戦目は、パール賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（10戦3勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた15戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、デネブ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロンドンアイを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

8月2日、中2週で迎えた16戦目は、アンタレス賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のトップオバマをクビ差振り切って6勝目を手中に収めた。

8月30日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦の’12クリスタルナイトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた18戦目は、アーバンステージ長月賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた19戦目は、アーバンステージ時雨月賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5歳（2013年）

1月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた20戦目は、望春賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた21戦目は、春麗賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた22戦目は、陽春賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦2勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したビッグガリバーにクビ差届かず2着となった。

3月26日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、アーバンステージ花見月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦2勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた24戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、スピカ賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた25戦目は、エメラルド賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた26戦目は、南風賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた27戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、スタールビー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた28戦目は、ドリーミーナイト賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（9戦2勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた29戦目は、サマーメモリー賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（10戦2勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月18日、中2週で迎えた30戦目は、海王星賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

10月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（11戦3勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったネコイッチョクセンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月15日、中1週で迎えた32戦目は、エリダヌス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（12戦3勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

11月6日、中2週で迎えた33戦目は、水彩都市・江東特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（13戦3勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた34戦目は、ノースウインド賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（14戦3勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。