ヤセイラン（1997年生、母ストリームダンサー）

ヤセイラン（1997年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のパークリージエント（当時16歳）と交配したストリームダンサーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）坂本牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方26戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年のチャレンジ。

経歴

デビュー前

谷川義明厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1999年）

10月4日、デビュー戦は浜口楠彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハマミサツマを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月5日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

3歳（2000年）

2月6日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、最後はライトレインと並んで3着同着となった。

2月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4月23日、中6週で迎えた6戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るオグリマツカゼを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月21日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（5戦2勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦のサラ・クイーン特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったライトレインに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月26日、中4週で迎えた9戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリードミーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

8月28日、中4週で迎えた10戦目は、一般C2ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

11月21日、中8週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた12戦目は、一般C2ロ（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマエストロセゴビアに3馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

12月29日、中4週で迎えた13戦目は、葉牡丹特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2001年）

1月24日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のタクマオーを半馬身振り切って制した。

2月12日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のウイニングテンザンをアタマ差振り切って優勝

3月11日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた18戦目は、一般Bイ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた19戦目は、一般B（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（8戦4勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月23日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた20戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のハードアンドルーズを3/4馬身振り切って7勝目を獲得した。

6月12日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1三イ（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月11日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、平均的なペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、カツノイシンにハナ差交わされて2着に惜敗した。

5歳（2002年）

11月20日、約13か月半の休み明けで迎えた24戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、有明特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた25戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、柿の木坂特別（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた26戦目は、年忘特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

6歳（2003年）

1月17日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3一（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2九十（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。