トシザカンパラ（1996年生、母サツマリーベ）

トシザカンパラ（1996年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のカンパラ（当時20歳）と交配したサツマリーベが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方26戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の九千部賞(C1)。

経歴

デビュー前

土門一美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

2月21日、デビュー戦は日吉正和騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

7月7日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップバニラ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で日吉正和騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で日吉正和騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

8月22日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で日吉正和騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で日吉正和騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で日吉正和騎手（6戦0勝）。15頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露し、5着に入り込んだ。

10月23日、中2週で迎えた8戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月9日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のもみじ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

4歳（2000年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

1月31日、連闘で迎えた11戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスイングバードをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

2月19日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は新原健伸騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイースタンシャークに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

2月26日、連闘で迎えた13戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスカイロニアンに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

3月18日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバーニングランに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月9日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のノーザンハットを半馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

5月5日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月4日、連闘で迎えた18戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、九州SAN国ジョッキーズカップ（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた19戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は川野幸治騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた21戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シンセイナデシコに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月7日、中6週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（7戦4勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた24戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ユーセイシャイニーに交わされて1馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた25戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（8戦4勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた26戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るタイセイウルフを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

12月24日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユーセイシャイニーに1馬身半の差をつけて7勝目を手にした。

5歳（2001年）

1月21日、中3週で迎えた28戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、東北地区騎手招待特別（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

6歳（2002年）

3月10日、約14か月の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（9戦4勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（10戦4勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

4月14日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた31戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（11戦4勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（12戦4勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。