スイングバード（1996年生、母オーゴンナマラ）

スイングバード（1996年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のプリンスオブバーズ（当時11歳）と交配したオーゴンナマラが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は（有）ヤマイチ牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方14戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヤマイチ牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。2歳のとき、ヤマイチ牧場から「プレミア3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、主取によって円で落札された。

土門一美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

10月17日、デビュー戦は日吉正和騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で日吉正和騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3歳（1999年）

1月6日、中5週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で日吉正和騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップピーチ賞（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で日吉正和騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で日吉正和騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた7戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は日吉正和騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた9戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

5月18日、中9週で迎えた10戦目は、3歳戦の若鮎賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で土肥幸広騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で土肥幸広騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で土肥幸広騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

4歳（2000年）

1月22日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月31日、連闘で迎えた17戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトシザカンパラを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月19日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたタガノユウマ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月10日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は下條知之騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴールドブレスに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月20日、中0週で迎えた21戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコバノストーンに3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

7月9日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセントアカツキを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月4日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下條知之騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のサンリファールを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

8月14日、中0週で迎えた25戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジェンツサファリを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

9月10日、中3週で馬体重を前走から27kg減らして迎えた26戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったユーセイシャイニーから1馬身差の2着となった。

10月8日、中3週で馬体重を前走から23kg戻して迎えた27戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。