ウイングッドラック（1996年生、母ラックオメガー）

ウイングッドラック（1996年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィジョン（当時15歳）と交配したラックオメガーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地4戦0勝2着2回、地方30戦7勝2着6回。2000年の若草賞(ハンデ地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

5月9日、デビュー戦は山田泰誠騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったフラットチャットを半馬身捉え切れず2着となった。

6月13日、中4週で迎えた2戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、アスクエッセーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月10日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4歳（2000年）

4月9日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、上村尚寛騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の若草賞（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハイテンションパルから3馬身差の2着となった。

4月22日、中1週で迎えた6戦目は、ハンデ戦のチューリップ特別（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上村尚寛騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた7戦目は、両津特別（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上村尚寛騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた8戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1550m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で上村尚寛騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンファンタジーから2馬身半差の2着に敗北した。

6月4日、中1週で迎えた9戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上村尚寛騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったナイトバーンからハナ差の2着となった。

6月16日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の東港特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上村尚寛騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた11戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（新潟(地)ダート1550m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた12戦目は、五十嵐川賞（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は上村尚寛騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月23日、中9週で迎えた13戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた14戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は上村尚寛騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のパラダイスリリーに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月15日、連闘で迎えた15戦目は、長谷川太行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のゴールドステッキ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた16戦目は、新発田特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮下康一騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったスナークグランプリから1馬身差の2着となった。

11月17日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の荒川特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下康一騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のアカシサミットに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月15日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のひいらぎ特別（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下康一騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアカデミースズカから2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2001年）

1月1日、中1週で迎えた20戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の新春スタージョッキー（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月7日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、八海山特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宮下康一騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月14日、連闘で迎えた22戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったスマシガオから半馬身差の2着となった。

4月30日、中1週で迎えた23戦目は、万代特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下康一騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた24戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下康一騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドスプリガンに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

6月2日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の一般B1（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下康一騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた26戦目は、東港特別（三条ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で宮下康一騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のアイレムエナジーに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

11月18日、約4か月半の休養明けで迎えた27戦目は、アルプス特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は上村尚寛騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた28戦目は、菅名岳特別（新潟(地)ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で上村尚寛騎手（9戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた29戦目は、米山特別（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で上村尚寛騎手（10戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着を確保した。

6歳（2002年）

3月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、三石こんぶ特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた31戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のエッチティトップに2馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

4月16日、中3週で迎えた32戦目は、一般B2（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のアイノエクスプレスに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月8日、中2週で迎えた33戦目は、一般A2 B2（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で牧野孝光騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のプラチナトウジンに1馬身半の差をつけて7勝目を奪取した。

5月26日、中2週で迎えた34戦目は、つばき特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で牧野孝光騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。