ハイテンションパル（1996年生、母パルスイートミュー）
High Tension Pal
1996.04.07
ハイテンションパル（1996年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。1998年にNARグランプリサラブレッド系2歳最優秀馬を受賞した。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアルカング（当時8歳）と交配したパルスイートミューが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中村 幸廣。戦績は、地方44戦14勝2着7回。2002年の新世紀盃(ハンデ地方重賞)に勝利した他、1998年の東北サラブレッド チャンピオン(地方重賞)を制するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
堀川勝盛厩舎（新潟）へ入厩。
2歳（1998年）
7月21日、デビュー戦は長谷川太行騎手を鞍上に据えて、3歳（三条ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のアシマに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
9月13日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、3歳B（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川太行騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。
9月20日、連闘で馬体重を前走から16kg絞って迎えた3戦目は、3歳B1（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川太行騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサファリジョージに5馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。
10月4日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、3歳B1（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川太行騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のハセノワンダーに3/4馬身の差をつけて3勝目を手にした。
10月18日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、2歳オープンのペガサス賞（新潟(地)ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で長谷川太行騎手（4戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のシャープレディーに3/4馬身の差をつけて4勝目を獲得した。
11月8日、中2週で迎えた6戦目は、2歳ハンデ地方重賞の新潟ジュニアカップ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で長谷川太行騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシャープレディーに3/4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
12月13日、中4週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の東北サラブレッド チャンピオン（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で長谷川太行騎手（6戦5勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーリワードに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
3歳（1999年）
4月3日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳戦の桃花特別（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で長谷川太行騎手（7戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシャープレディーに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。
4月11日、連闘で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の新潟皐月賞（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で長谷川太行騎手（8戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシャープレディーに1馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。
5月30日、中6週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の新潟ダービー（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で長谷川太行騎手（9戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアイレムエナジーをクビ差制して貫禄の8連勝を決めた。
7月8日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で長谷川太行騎手（10戦9勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。
9月11日、中8週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた12戦目は、五頭連峰特別（三条ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で長谷川太行騎手（11戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。
10月10日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のオータムカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で長谷川太行騎手（12戦9勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。
11月3日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、地方重賞の新潟グランプリ（三条ダート2200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で長谷川太行騎手（13戦9勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。
4歳（2000年）
4月9日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた15戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の若草賞（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のウイングッドラックに3馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。
5月7日、中3週で迎えた16戦目は、地方重賞の豊栄記念（新潟(地)ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。
5月21日、中1週で迎えた17戦目は、あさかぜ特別（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は長谷川太行騎手（14戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。
6月18日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、地方重賞の東北サラブレッド大賞典（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川太行騎手（15戦9勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。
7月16日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた19戦目は、清流特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川太行騎手（16戦9勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーブブレーンから2馬身差の2着となった。
7月30日、中1週で迎えた20戦目は、千曲川特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川太行騎手（17戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のミスズトニーオーに2馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす
9月3日、中4週で迎えた21戦目は、日本海夕陽岬ビール特別（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で長谷川太行騎手（18戦10勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。
9月15日、中1週で迎えた22戦目は、地方重賞の三条記念（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で長谷川太行騎手（19戦10勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。
10月8日、中2週で迎えた23戦目は、地方重賞の新潟記念（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で長谷川太行騎手（20戦10勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。
11月5日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、菅名岳特別（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で長谷川太行騎手（21戦10勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。
11月19日、中1週で迎えた25戦目は、新潟活版特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で長谷川太行騎手（22戦10勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったステップフォワードから3/4馬身差の2着となった。
12月3日、中1週で迎えた26戦目は、雪椿賞（新潟(地)ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で長谷川太行騎手（23戦10勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。
5歳（2001年）
1月2日、中3週で迎えた27戦目は、地方重賞の新潟グランプリ（新潟(地)ダート2280m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で長谷川太行騎手（24戦10勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。
4月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた28戦目は、仲春特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で長谷川太行騎手（25戦10勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったセカンドゲスから7馬身差の2着に敗北した。
5月3日、中4週で馬体重を前走からさらに20kg減らして迎えた29戦目は、G3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で長谷川太行騎手（26戦10勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。
6月3日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた30戦目は、晩春特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で長谷川太行騎手（27戦10勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。
8月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初秋特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイプルベガから1馬身半差の2着に敗北した。
9月16日、中2週で迎えた32戦目は、葛特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョウテンプリンスから7馬身差の2着に敗北した。
9月24日、連闘で迎えた33戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’01ムーンライトカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。
10月23日、中3週で迎えた34戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の観音崎特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイプルベガから半馬身差の2着に敗北した。
11月13日、中2週で迎えた35戦目は、錦秋特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のサンビースターに1馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす
11月29日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の古都特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったオヤシオキャンドルから1馬身差の2着となった。
12月30日、中3週で迎えた37戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の師走特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヒヤマタイセイをハナ差制して勝利数を13に伸ばす
6歳（2002年）
1月31日、中4週で迎えた38戦目は、ハンデ地方重賞の新世紀盃（川崎ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のアインアインをクビ差制して勝利数を14に伸ばす
2月28日、中3週で迎えた39戦目は、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。
3月21日、中2週で迎えた40戦目は、地方重賞のフロンティアスプリント盃（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。
5月2日、中5週で迎えた41戦目は、ハンデ戦のさつき特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。
5月23日、中2週で迎えた42戦目は、ハンデ戦の初夏特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。
6月5日、中1週で迎えた43戦目は、ハンデ戦のスパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。
7歳（2003年）
7月21日、約13か月半の休み明けで迎えた44戦目は、内田竹彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの文月オープン（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。