メイプルベガ（1997年生、母アイランドオリーブ）

メイプルベガ（1997年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルアカデミーⅡ（当時10歳）と交配したアイランドオリーブが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地1戦0勝、地方29戦14勝2着3回。2001年のファーストレディー賞(牝地方重賞)で2着に入った他、2002年のトゥインクルレディー賞(牝ハンデ地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

足立勝久厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2000年）

10月23日、デビュー戦は岩城方元騎手を鞍上に据えて、4歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は497kg。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマキバジェットに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月14日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩城方元騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリエクスプレスに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月13日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩城方元騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアイネスダイオーに2馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

4歳（2001年）

1月4日、中2週で迎えた4戦目は、一般C2七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩城方元騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアタゴタフガイに4馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

1月25日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた5戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩城方元騎手（4戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のメリーベルに2馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

2月8日、中1週で迎えた6戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岩城方元騎手（5戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のセッテグランデに3/4馬身の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

3月6日、中3週で迎えた7戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩城方元騎手（6戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のワッキーフェザーに4馬身の差をつけて無傷の7連勝を決めた。

4月29日、中7週で迎えた8戦目は、薫風特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岩城方元騎手（7戦7勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサンビースターに2馬身の差をつけて無傷の8連勝を決めた。

5月16日、中1週で迎えた9戦目は、青葉特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で岩城方元騎手（8戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールデンイーストから半馬身差の2着に敗北した。

6月18日、中4週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、濃緑特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったイシノオアシスから2馬身半差の2着に敗北した。

7月5日、中1週で迎えた11戦目は、ふみづき特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岩城方元騎手（9戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のアイアイダイアナに半馬身の差をつけて9勝目を手に入れた。

7月18日、中1週で迎えた12戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩城方元騎手（10戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のケイアイソングに2馬身半の差をつけて優勝

8月8日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岩城方元騎手（11戦10勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の初秋特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩城方元騎手（12戦10勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハイテンションパルに1馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

9月17日、中2週で迎えた15戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月23日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の観音崎特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は岩城方元騎手（13戦11勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のハイテンションパルに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月14日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の霜月特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩城方元騎手（14戦12勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアティックソルトに2馬身半の差をつけて勝利数を13に伸ばす

12月12日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩城方元騎手（15戦13勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたセクシーディナー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2002年）

1月23日、中5週で迎えた19戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた20戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

4月17日、中8週で迎えた21戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の初夏特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岩城方元騎手（16戦13勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のスパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカーディアンゴットをクビ差振り切って勝利数を14に伸ばす

7月11日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月16日、中9週で迎えた25戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で金子正彦騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で金子正彦騎手（7戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月11日、中7週で迎えた28戦目は、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1790m 晴/不良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6歳（2003年）

1月15日、中4週で迎えた29戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1390m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。