エーブブレーン（1994年生、母メルティングムード）
Abe Brain
1994.03.31
エーブブレーン（1994年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時9歳）と交配したメルティングムードが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は寺越 政幸。戦績は、中央平地9戦3勝、地方44戦12勝2着5回。2001年の新潟グランプリ(地方重賞)に勝利した他、2000年の新潟記念(地方重賞)を制するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（1996年）
11月10日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は514kg。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタヤスエモーションに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。
12月14日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。
3歳（1997年）
1月12日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロングシェリフを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。
2月16日、中4週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず14着に終わった。
3月2日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた5戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。
4歳（1998年）
2月14日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から42kg戻して迎えた6戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、5着に入り込んだ。
3月15日、中3週で迎えた7戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。
3月28日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は天間昭一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では豪脚を爆発させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のリンガスエリートに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。
5歳（1999年）
1月30日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。
5月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた10戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、薫風特別（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。
6月2日、中3週で迎えた11戦目は、下越特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で榎伸彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のシンブラボーをクビ差制して優勝
6月12日、中0週で迎えた12戦目は、晩春特別（新潟(地)ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で榎伸彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。
6月27日、中1週で迎えた13戦目は、水無月特別（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で榎伸彦騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。
7月11日、中1週で迎えた14戦目は、地方重賞の朱鷺大賞典（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で榎伸彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後はインターパレードと並んで7着同着となった。
8月16日、中4週で迎えた15戦目は、上村尚寛騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の三条記念（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。
9月15日、中3週で迎えた16戦目は、長月特別（三条ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は榎伸彦騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。
9月26日、中1週で迎えた17戦目は、青雲特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で榎伸彦騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。
10月10日、中1週で迎えた18戦目は、神無月特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で榎伸彦騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。
11月3日、中2週で迎えた19戦目は、地方重賞の新潟グランプリ（三条ダート2200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で榎伸彦騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスズトニーオーから1馬身半差の2着となった。
11月28日、中3週で迎えた20戦目は、さざんか特別（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で榎伸彦騎手（9戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。
12月12日、中1週で迎えた21戦目は、ポインセチア特別（三条ダート1700m 雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で榎伸彦騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。
6歳（2000年）
1月3日、中2週で迎えた22戦目は、地方重賞の迎春賞（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で榎伸彦騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。
4月9日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、アルプス特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で榎伸彦騎手（12戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。
4月22日、中1週で迎えた24戦目は、谷川岳特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で榎伸彦騎手（13戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。
5月4日、中1週で迎えた25戦目は、両津特別（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で榎伸彦騎手（14戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。4着を確保した。
5月21日、中1週で迎えた26戦目は、あさかぜ特別（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で榎伸彦騎手（15戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったセカンドゲスから8馬身差の2着となった。
6月4日、中1週で迎えた27戦目は、晩春特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で榎伸彦騎手（16戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のロバリーハートに3/4馬身の差をつけて5勝目を収める
6月18日、中1週で迎えた28戦目は、ヤスダヨーグルト特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で榎伸彦騎手（17戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったセカンドゲスから5馬身差の2着となった。
7月2日、中1週で迎えた29戦目は、日米徽章特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で榎伸彦騎手（18戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のミスズトニーオーをアタマ差制して制した。
7月16日、中1週で迎えた30戦目は、清流特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で榎伸彦騎手（19戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のハイテンションパルに2馬身の差をつけて7勝目を収める
8月15日、中3週で迎えた31戦目は、G2のブリーダーズゴールドカップ（旭川ダート2300m 雨/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で榎伸彦騎手（20戦4勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。
9月15日、中3週で迎えた32戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の三条記念（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスリーパークからクビ差の2着に惜敗した。
10月8日、中2週で迎えた33戦目は、地方重賞の新潟記念（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は榎伸彦騎手（21戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のミスズトニーオーに半馬身の差をつけて8勝目を挙げた。
11月8日、中3週で迎えた34戦目は、G3の朱鷺大賞典（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で榎伸彦騎手（22戦5勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。
11月19日、中1週で迎えた35戦目は、新潟活版特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で榎伸彦騎手（23戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。
12月3日、中1週で迎えた36戦目は、雪椿賞（新潟(地)ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で榎伸彦騎手（24戦5勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。
12月17日、中1週で迎えた37戦目は、後藤水産特別（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で榎伸彦騎手（25戦5勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のセカンドゲスに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
7歳（2001年）
1月2日、中1週で迎えた38戦目は、地方重賞の新潟グランプリ（新潟(地)ダート2280m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で榎伸彦騎手（26戦6勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のエビスヤマトに半馬身の差をつけて10勝目を達成した。
2月9日、中4週で迎えた39戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、くろまつ特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエムジーシューマをクビ差制して勝利を手中に収めた。
3月11日、中3週で迎えた40戦目は、畜産杯（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のイズミカツリュウに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
3月25日、中1週で迎えた41戦目は、地方重賞の開設記念（高崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったデルマキングオーから6馬身差の2着に敗北した。
4月14日、中2週で迎えた42戦目は、春暖特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナモンレグラスに1馬身半の差をつけて勝利数を13に伸ばす
5月28日、中5週で迎えた43戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般A1（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマルケイゲインに1馬身1/4の差をつけて勝利数を14に伸ばす
6月24日、中3週で迎えた44戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、あすなろ賞（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。
7月9日、中1週で迎えた45戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般A1（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のビッグコマンドに1馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす
7月20日、中1週で迎えた46戦目は、G3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（1戦1勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。
12月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた47戦目は、後藤水産特別（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。
8歳（2002年）
4月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた48戦目は、根岸良昌騎手を鞍上に迎えて、やまぶき特別（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。
5月5日、中2週で迎えた49戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、端午特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。
6月2日、中3週で迎えた50戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の坂東太郎賞（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。
6月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた51戦目は、しゃくなげ特別（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。
7月14日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた52戦目は、地方重賞の高崎記念（高崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。8着に敗れた。
9月8日、中7週で迎えた53戦目は、地方重賞のスプリンターズ賞（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は根岸良昌騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。