ウエノマルマドンナ（1996年生、母ユウイメージ）

ウエノマルマドンナ（1996年5月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のグリーンマウント（当時13歳）と交配したユウイメージが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河大東牧場。戦績は、地方27戦6勝2着3回。1998年の若葉賞(地方重賞)に勝利した他、1999年の東京プリンセス賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤英一厩舎（上山）へ入厩。

2歳（1998年）

6月21日、デビュー戦は千場俊彦騎手を鞍上に据えて、3歳A3（上山ダート1250m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のハイフレンドアトムに約14馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

7月7日、中1週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞の若葉賞（上山ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千場俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のベルデンビクトリーに8馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月6日、中8週で迎えた3戦目は、4歳A2（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千場俊彦騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスターテンションに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の若菜特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で千場俊彦騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフタバビジンに7馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

10月22日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で千場俊彦騎手（4戦4勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦の若駒賞（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で千場俊彦騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノワンダーに2馬身の差をつけて5勝目を手にした。

12月13日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の東北サラブレッドチャンピオン（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で千場俊彦騎手（6戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた8戦目は、2歳G2の全日本三歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で千場俊彦騎手（7戦5勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

3歳（1999年）

2月24日、中7週で迎えた9戦目は、宮浦正行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの’99桃花賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4月13日、中6週で迎えた10戦目は、市村誠騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月8日、中7週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮浦正行騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったデアヴィクティーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中3週で迎えた12戦目は、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で宮浦正行騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮浦正行騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

10月11日、中7週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のゴールデンティアラ賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮浦正行騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月24日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のリリーカップ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮浦正行騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定オープンの’99ファーストレディー賞（大井ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で宮浦正行騎手（6戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮浦正行騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2000年）

3月1日、中9週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の’00メトロポリタンカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は市村誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したデアヴィクティーを差し切れず、2馬身差の2着となった。

3月21日、中2週で迎えた19戦目は、一般A2以下（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で市村誠騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

5月9日、中6週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の’00グリーンカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で市村誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の’00ブリリアントカップ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で市村誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の一般A3以下（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で市村誠騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

8月16日、中7週で迎えた23戦目は、一般A2（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は千場俊彦騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のユウキツバサオーをクビ差制して久しぶりに美酒を浴びた。

9月5日、中2週で迎えた24戦目は、サファイヤ特別（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千場俊彦騎手（9戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた25戦目は、一般A1（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で千場俊彦騎手（10戦6勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったセタノキングから1馬身半差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の以上山城大賞典（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で千場俊彦騎手（11戦6勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2001年）

6月25日、約9か月の休養明けで迎えた27戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの隅田川オープン（大井ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。