サウンドプリズム（2017年生、母サウンドリアーナ）

サウンドプリズム（2017年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ガラスなどで出来た多面体」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキズナ（当時7歳）と交配したサウンドリアーナが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は本間牧場。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月25日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は426kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

9月16日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では稟性の闘志でゴールまでタレずに走り切ったが、4着に終わった。

12月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線に入ると、前で粘るアフィラトゥーラを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

3歳（2020年）

3月15日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

10月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず最後はタガノキトピロと並んで12着同着となった。

10月31日、中1週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

12月19日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4歳（2021年）

1月16日、中3週で迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったデルマカミカゼに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月31日、中1週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

4月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

5月1日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

5月15日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

7月25日、中9週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、5着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた16戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

10月10日、中8週で迎えた17戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月30日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5歳（2022年）

2月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したスズカキンシャサに3/4馬身届かず2着となった。

3月6日、中1週で迎えた21戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた22戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

4月17日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

9月18日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた27戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

6歳（2023年）

3月12日、約5か月の休み明けで迎えた28戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず12着に敗れた。

9月19日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、ヴァーゴ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた31戦目は、御殿坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた32戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、志村坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月15日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた33戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、夏目坂賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月8日、中2週で迎えた34戦目は、ヒューマン品川賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた35戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

7歳（2024年）

1月23日、中3週で迎えた36戦目は、一般B3六（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた37戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、狸穴坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた38戦目は、江戸見坂賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた39戦目は、江里口裕輝騎手を鞍上に迎えて、けやき坂賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

8月15日、約5か月の休養明けで迎えた40戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた41戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、月見特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた42戦目は、ゴッドファーザー賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横川怜央騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた43戦目は、馬産地日高賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横川怜央騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

11月6日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた44戦目は、中村尚平騎手を鞍上に迎えて、ひいらぎ特別（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。